祭子供編

年に一度の町内のお祭りが、先日あった。

今年から子供みこしという物が登場し、申し込みすれば小学生の子供は参加できる仕組みだ。

我が家からは、次男と三男が参加した。

子供みこしを担ぐにあたり、本番前に何回か集まらなければならなく、ある日の集まりはいよいよみこしを担ぐ練習の日だった。

公民館の三階にある部屋でみこし担ぎの練習は始まった。

その部屋はさほど広くもないので、みこしを担いだ子供達は部屋の中を何周もしながら担ぐ練習を繰り返していた。

子供がみこし担ぎに慣れてきた頃お母さん方も練習しましょう!!!!と、担ぎ隊のおじちゃん達に誘われた。

練習といっても親はみこしの後ろについて歩き、あたたかーーーーく見守るだけなので、練習も何もあったもんじゃない。

じゃが、その練習をした。

狭い部屋をみこしを担ぐ子供達のあとをついて歩いた。ついでなので、あたたかい目の練習もしてみた。

摩訶不思議な練習は終わり、本番用のハッピが配られた。

これは親も着なければならない。

私は力士並にデブなので、え〜、着れるのあるかなぁ???なんてブリブリしてみた。

一部始終を見ていたおじちゃんがとりあえず着てみてと私にハッピを渡した。

ハッピを着る。

おじちゃんを見つめる。

おじちゃんが私を見る。

おじちゃんが言う。

似合ってる

微笑む私。

まるで、試着室からでてきたカップルの様な空気が私とおじちゃんの間に流れた。

そして、おじちゃんに似合ってると言われたハッピを抱え、その日の練習は終了した。

迎えた本番の日。

子供みこしの前には屈強な男達が抱える本物みこしが子供みこしの前を歩いた。

本物みこしの前には太鼓を叩くチームが熱い演奏を繰り広げ祭を盛り上げている。

本物みこしと子供みこしは、その太鼓チームを越えてはならない。

なので、わずか100メートルくらいの所を行ったり来たりする。

本物みこしがエネルギッシュにみこしを担ぐ。

子供みこしがそれはそれはかわいらしくみこしを担ぐ。

すると、本物みこし隊の屈強な男達が自分達のみこしを担ぎながら、子供みこしの方へやってきた。

子供みこしの横を通りすぎる時の屈強な男達の顔を見て、私は笑いが止まらなかった。

あたたかーーーーーい目なのだ。

あり得ない位の笑顔で、みんな聖母マリアのようなやさしーーーーい眼差しで子供みこし隊を見ていく。

時には自分達のみこしを置き去りにし、子供みこしを一緒に担いでくれる。

その眼差しは始終あたたかい。

全員が、メッチャいい人に見える。

屈強な男風の出で立ちに、聖母マリアの顔。

そのアンバランスさに、笑いを堪えきれない私。

とても楽しめた子供みこしだった。

わずか2、300メートルの距離を1時間以上かけて歩かなければならないという、間延びもやむ得ないみこし担ぎだったが、子供はそこそこ楽しめたようだ。

子供みこしが終わり、三男と友達といよいよ祭の会場へ足を運ぶ。

そして、今日が久しぶりのデートであろう一組のカップルもこの祭へ遊びにきていた。

ながーーくなってしまったので

続きは、祭大人編で。