1997

教員になって1年目、

半地下にある図書館メルヘンルームで

毎週金曜日の3時半から

読みきかせを担当していました。

初めて読んだ本が、、、

佐木マキさんのぶたのたね

ぶたのたね

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忘れられない一冊です。

当時買った本を探してみたのですが、

神戸の妹のところにありました。

娘も大好きで、甥っ子達も大好きで

甥っ子たちの家には1冊のみ。

兄弟でけんかになったので、

家にあった本をあげたんです。

甥っ子達はアメリカにももっていった

ようです。

おはなし。。

足の遅いおおかみが主人公です。

どれくらい足が遅いかというと、

ぶたよりも遅い。

だから、まだ一度もぶたを食べたことが

ありません。

なんとかぶたを食べてみたいと、

おおかみはきつねはかせに相談しました。

きつねはかせは、ぶたのたね

をくれました。

さっそくぶたのたねを植えて育てたところ、

木の枝にたくさんのぶたが実りました。

ラストは、、、

いったい、、、なんなん?

気がつくと笑いがとまらない、、、!

そんな大好きなお話なんです。

いろんなことに挑戦してもがんばるおばかな

おおかみ。

シュールなイラストとくすくすわらっちゃう

楽しさに学校に行きたくない子も

友達とけんかをした子も

明日からもがんばろ〜って元気になれちゃう

ほっこりさせてくれるそんなお話です。

なぜぶたのたね、、、?

思い出しました。

本当はぐりとぐらのパンケーキのお話を

読むつもりでした。

でもそれじぁ、誰でも知ってるよね?

司書の大御所の先生にアドバイス

もらったんですよね、、、

忘れもしません、読み聞かせの15分前。

新人にしては試練でした笑。

で、、、、

あわてて探すことになり、

ひと目で目にとまった本が

目の前にあったぶたのたね。

おおかみさんのイラストにノックアウト

されたんです。

今振り返ると懐かしい。

その後もですね、、、

私にとって佐木マキさんの本は

ピンチを笑いに変えてくれる存在、、

でもありました。

1997年のできごとです。

ぐりとぐらのパンケーキがなかったら

佐木マキさんと出会えませんでした。

私のなかでは、

このイラストをみると友達とおいしいものを

シェアして食べたくなる、

しあわせを分かち合いたくなる

ほっこりの原点だったんです。

あれれ?パンケーキ?

お気づきの方、、、

そうです、原作はカステラ、、。

でもですね、、、

私に初めてこの本を読んでくれた

ゆきよ先生はカステラのことを

パンケーキと読まれたんです。

どうして?ときいたら、

パンケーキの方がわくわくしない?

幼心のまま、そのフレーズが頭から離れず

当時家が大好きで小学校が嫌いだった私。

なんて先生って素敵なんだろう!

わくわくしてきた、、、と

魔法にかけられた瞬間だったんですよね。

だから、、、

ぐりとぐらを読みたかったんです。

またぶたのたね

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またまたぶたのたね

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なぞなぞライオン(おはなしパレード)

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まじょのかんづめ(こどものとも傑作集)

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へろへろおじさん(こどものとも絵本)

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当時、不登校のお子さんがおりました。

メルヘンルームはそんなお子さんの

居場所でもありました。

私たちの課題のなかにわくわくするという

気持ちを経験させたいという思いもあり

その後、ぐりとぐらのパンケーキを

実演するパーティーなども

企画するのですが。。。

まるで私の夢を叶える会みたいでね、

あの頃は本当に楽しかったです。

発達障害なんてまだ細かく分類されてなくて

現場では症状に合わせて教材を手作り。

ちょうど統計的にも悩みを抱える

お子さんが増えはじめた頃です。

手探りだったものが様な事例から

詳細に定義づけられ、最初はとまどったり

しながらも、ご家族にとっては

あてはまるものや納得いく光が見え始め

私たちサイドとまた違う価値観を教えて

もらえたことはとても勉強になったこと

それは忘れられないできごとになりました。

田舎でも

チームティーチング(TT)が始まり

障害という個性が認められはじめ、

時代の移り変わりを経験させてもらえた

気がします。

私にとってかけがえのないものでした。

メルヘンルーム(絵本の部屋)は、

私にたくさんのことを教えてくれました。

今までは触れたことのない世界でしたし

担当にならせて頂けたからこそ

そこにあったたくさんの本と出会え

ほとんどの本を読む機会に恵まれたんです。

素敵な世界でした。

色彩のもつ視野の広がり

大好きなんです。

やわらかいタッチとかわいらしくて

にくめないキャラ、、、。

この本、、とかもおもしろいの。

長谷川義史さん、、ご存知ですか?

いいからいいから

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おじいちゃん最高だったりする、、

私の憧れ。

敵をですね、、

穏やかに受け入れ笑いに変える!

最高なんですよ。

繊細な感性を持つ子どもたちが飛びつく

視界は私の知らない世界や

心に刺激を与えてくれました。

私が気づくおもしろさと子どもたちが純粋に

感性のまま五感に触れるものの違いに

魅了されて、

流行っているから、、

有名だから、、

ではなく、

そのもののもつ魅力を探すこと

まずは自分の眼でみること、感じること

誰かに流されず

自分の感覚を大切にすることを

教えてもらえた気がします。

原点に返ると見えてくる世界、

あしたのジョーともかぶります。

私は長く続くしんどさのなかにいられるから

こんな風に考えること、

思考することでシンクロさせてもらえ

大切なものを見ることのできる

メガネを頂けたような、そんな

しあわせを頂いている気がします。

そして自分と闘い続けます。

このタイミングで、

佐木マキさんのイラスト。。。(o)

はっとしました。

村上春樹さんとコラボされてるなんて

知りませんでした。

振り子のように

2つの価値観をいったりきたり、、、

その前後の筆力、すごくよかったです。

まさに私は今、何ごとにもそんな感じです。

こころに足跡を残してくださって

ありがとう。

初心を忘れるな!まさしく、、、ですね。

あの頃大好きだった曲。

山崎さんのスタート。。。

この夏のキーワードになるかも。

もう少し、思考すること、

原点を振り返ることを楽しんでみます。

まだまだ何かが隠れていそうです。