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モルモン6章

01 さて、これで私の民、ニーファイ人の滅亡についての私の記録を終わりにする。私達は、レーマン人の前に進軍した。

02 そして、私モルモンは、レーマン人の王に手紙を書いて、クモラと呼ばれる丘に近いクモラの地に民を集め、そこでレーマン人と戦えるようにするのを認めて欲しいと頼んだ。

03 そこで、レーマン人の王は私が求めた事を認めてくれた。

04 そこで、私達はクモラの地に進軍し、クモラの丘の周りに天幕を張った。その丘は多くの水と川、泉のある地にあった。私達はここで、レーマン人に対して優位に立てる事を期待した。

05 三百八十四年が過ぎ去った時、私達は民の残っている者を全員クモラの地に集め終えていた。

06 そして、私達が民を全員一団としてクモラの地に集め終えた時、見よ、私モルモンは老いが進んでいた。私は、これが自分の民の最後の戦闘である事を知っており、また、先祖から伝えられてきた神聖な記録をレーマン人の手に渡してはならないと主から命じられていたので(レーマン人はそれらの記録を損なうからである)、私はニーファイの版からこの記録を作り、主の手によって私に託された全ての記録をクモラの丘に隠した。そして、この僅かな版だけを息子モロナイに渡す。

07 さて、私の民は妻子達と共に、レーマン人の軍隊がこちらに向かって進んで来るのを見た。そして、全ての悪人の胸に満ちているあの酷く死を恐れる気持ちをもって、レーマン人を迎え撃とうと待ち受けた。

08 そして、レーマン人が私達に攻めかかって来た。すると、レーマン人がおびただしい人数であったので、私の民は一人残らず恐れでいっぱいになった。

09 そしてレーマン人は、剣と弓、矢、斧、その他あらゆる武器で私の民に襲いかかった。

10 そこで私の民、即ち私と共にいた一万人の者が切り倒され、私も負傷してその中に倒れた。すると、レーマン人はわたしを殺さず、私の側を通り過ぎて行った。

11 彼らは通り過ぎて、私達の中の二十四人(この中には私の息子モロナイもいた)を除く私の民を悉く切り倒した。そこで、レーマン人が彼らの宿営に引き揚げた翌日、生き延びた私達がクモラの丘の頂上から、私の民の死んだ者達を見たところ、私が率いて指揮を執っていた一万人が切り倒されているのが見えた。

12 また、息子モロナイが指揮を執っていた一万人も見えた。

13 また見よ、ギドギドーナの一万人が倒れており、ギドギドーナもその中に倒れていた。

14 また、レーマも彼の一万人と共に倒れており、ギルガルも彼の一万人と共に倒れており、リムハも彼の一万人と共に倒れており、ジェニウムも彼の一万人と共に倒れており、クメナイハとモロナイハ、アンテオヌム、シブロム、セム、ヨシもそれぞれの一万人と共に倒れていた。

15 そして他にも、十人の者とそれぞれの一万人が剣で倒れていた。真に、私の民は、私と共にいた二十四人と、南の地方へ逃げて行った少数の者と、レーマン人の元へ脱走した少数の者を除いて、全員が倒れていた。そして、彼らの肉と骨と血は、彼らを殺した者の手によってそのまま放置されて地の面にあり、地上で朽ち、また朽ち果てて母なる大地に返るに任された。

16 私の心は、私の民の殺された者達の事で苦しみのあまり張り裂けてしまいそうになり、私は叫んだ。

17 「おお、麗しい者達よ、貴方方はどうして主の道から離れてしまったのか。おお、麗しい者達よ、貴方方は両腕を広げて立って貴方方を受け入れようとしておられた、あのイエスをどうして拒んだのか。

18 見よ、貴方方はそのようにしなければ、倒れなかったであろうに。しかし見よ、貴方方はもう倒れてしまい、私は貴方方を失った事を嘆き悲しんでいる。

19 おお、麗しい息子と娘よ、父と母よ、夫と妻よ、麗しい者達よ、貴方方はどうして倒れたのか。

20 しかし見よ、貴方方はもう去ってしまい、私が悲しんでも、貴方方を連れ戻す事はできない。

21 貴方方の死すべき体が不死のものを着て、今朽ちつつあるこれらの体が朽ちない体になる日がもうすぐ来る。その時貴方方は、行いに応じて裁かれる為に、キリストの裁きの座の前に立たなければならない。そして、もし貴方方が義にかなっていれば、貴方方は貴方方よりも前に世を去った先祖と共に祝福を受けるのである。

22 おお、貴方方は、この大きな滅亡が及ぶ前に悔い改めておけばよかったものを。しかし見よ、貴方方はもう去ってしまった。御父は、真に天の永遠の御父は、貴方方の状態を御存じであり、御自分の公正と憐れみによって貴方方を扱われるであろう。」