人間の子宮はひとり用の大きさ

この人は「ネタ」として言っていると思うんですが、たぶん実際を知らないと思う。

人間の子宮は「ひとり用」の大きさしかない。

だから「ふたご」であっても妊娠後半になると大変なことになる。

おなかの大きさは尋常でなく、ちょっとしたこともできなくなるし、

おなかがすごく張りやすくなる(大きすぎる中身を早く出そうとする)ので

30週以後(病院によっては28とか26)は入院管理になる場合が多い。

そしてお産のときは、子宮筋が伸びすぎて力がじゅうぶん出せず、

陣痛はあるけど赤ん坊が出てこない「微弱陣痛」という状態になりやすい。

だから下からお産できそうでも必ず陣痛促進剤をつかって陣痛を強めにして、

いつでも帝王切開に切り替えることができるように産婦人科医を複数待機させ、

小児科にもクベース(保育器)をふたつ温めておいてもらう。(できたら小児科医も2人待機)

もちろん最初から帝王切開になるのが半数以上だと思う。

万が一、ひとりだけが具合悪そうなときはどうするか?

他の子も共倒れになるかもしれないけど、

もしかしたらその子だけで済むかもしれない。

判断がすごく難しいことが多い。

お産までにひとりは子宮内で亡くなって、

お産のときは「無事なお産」と「死産」が同時に行われることになることもある。

中毒症の可能性も高いし常位胎盤早期剥離も多いし分娩後(帝王切開でも)出血も多めになるし、

母体の回復は遅めで赤ん坊の世話は大変(ふたつのおっぱいで同時に授乳は大変)、

おむつも二倍着るものの洗濯も二倍動くようになったら目が四つあっても見切れない。

そんなに大変なのにこれでもふたごだ。五つ子となったら

まず無事に生まれるのが奇跡。

だからニュースになる。

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