今日の本棚443♪

中野京子と読み解く 名画の謎 対決篇」

中野京子

文芸春秋

名画の謎、ギリシャ神話篇・旧約新約聖書篇・陰謀の歴史篇に続く4冊目ですね。

様々な命題で、2人の画家、2つの絵画を比較して紹介しています。

因みに表紙の美女2人は、右が「フランス皇妃ウージェニー」左が「オーストリア皇妃エリザベート」。

描いたのはどちらもフランツ・ヴィンターハルター。

2人とも、悲劇の皇妃ですね。

最も対比としてインパクトがあったのは、ルノワールピカソの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」

同じ場所でありながら昼と夜2つの顔を持つこのダンスホールを、2人の画家がそれぞれ描き出しています。

ルノワールの傑作は言わずもがなですが、ピカソもまた…上手いですよねぇ。

私、ピカソみたいな女を大事に出来ない芸術家大っ嫌いなんですけど、それでもこれには唸っちゃうもんなぁ。

片や老婆、片や美女という魔女の描き方も面白いですね。

ウィリアム・ブレイクの「ネブカドネザル」は迫力がありました。

貧しい社会におけるウォッカvsアブサン、なんていうのも虚しいなぁ。

秋頃には怖い絵の展覧会も企画されていますね。

本で見た実物が観れるということで、今から楽しみです!

(新)

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